先月号に引き続いて,今月号の Structure の Opinion にも構造ゲノム科学(Structural Genomics)に関するいくつかの意見が掲載されている.
残念ながらオープンアクセスにはなっていないので,大学等がオンラインアクセスの契約をしていないと見ることが出来ないが,読んでいて日本との違いを一番感じるのは,日本ではこういう「オープンな」議論が成されないまま大型のプロジェクトが実施されているということか.当事者・関係者のしっかりした議論が無いままで,どこかで色々なことが決められ実施される.だから計画がスタートしてから目的が議論されたり,いつのまにか方針が修正されていたりする.教員の任期制や国立大学の法人化なんて,その最たるものだ. Structure誌の先月号の Editorial は,"We believe this debate is especially timely because of the ongoing need to shape PSI-3, which may or may not begin in 2010."としている. 参考までに,先月号と今月号の Opinion の記事は:
である. そういえば,「普通」の時間帯に文科省のドメインからのアクセスがあるのはちょっと不気味.まあそんなことは無いとは思うのですが,このブログはあくまでも「匿名」なので,私の所属(と実体の私)には何も特別な「はからい」がされませんように...
by nobu_san
| 2007-12-19 00:14
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