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2005年 03月 25日
学長の給与返納
24日に各紙が伝えたところによると,信州大の小宮山淳学長ら幹部9人が,給与の一部を返納し大学運営費に充てることを決めたらしい.返納額は学長が基本給の5%,教員出身の理事と副学長が同3%の計9人で,9人分の返納額合計は月約30万円という.授業料の値上げで「学生だけに負担を求めるのは心苦しい」というのが理由という.

法人役員が,経営責任をとって報酬を削減することは当然あるのかも知れない.しかし,「何でも反対」の私には素直に納得して賞賛することは出来ない.やっぱりひっかかるのである.唐突かつ一方的に国から授業料値上げ分も含めた運営費交付金削減を通告され,「苦渋の選択」をさせられたのが大学である.信州大学の場合は,前年比約8億円もの減額になっている.「私たちも給与を引き下げて頑張っていますから,皆さんも納得して下さい」とはいかないシステムなのである.
by nobu_san | 2005-03-25 23:30 | 大学問題
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