加藤周一の「私にとっての20世紀」が文庫になってるのを見付けたので,通勤の地下鉄で読み直しています.今日も出張だったので,帰路の地下鉄で読んでました.
上の娘(中2)に「政府が何かしようとするでしょ.例えば戦争とか.その時に,自分は良く分らないなと思って黙っていることは,実はそれに賛成していることと同じだよ.ちゃんと反対なら反対って言えるように勉強しな」って話したら「分った」って言ってた. けど,奴は本当に分ってんのかな… 教員任期法の頃だったか,「反対者」の私がゴチャゴチャ言っている時,学会の重鎮でもある東大の教授が「うちの大学ではそういう不満を言うことなく助手は黙々と研究・教育に日夜がんばっている」と言われたことがある. 当時,本当にそうなのであれば、東大助手の公募に「研究テーマ以外の社会一般の出来事に対しても,きちんと疑問を抱いたり、問題を指摘することが出来、自分の意見を公に表明する能力を有すること」という項目を入れた方がいいのではないかと反発していた.たぶん、それらの助手の多くが、将来「東大教授」として社会的責任を負って行くのだろうからと.
by nobu_san
| 2011-05-21 23:55
| 憲法・平和
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