同姓の大学教員のtwitterの評価が非常に高いのを知って,夕方拾い読みしていた.
毎日の帰宅の地下鉄は大事な読書時間なのだが,今日は読書に集中できなかった. その人のtweetsとその高評価を見ていた影響で,今日の私の意識を占領していたのは2つの法律:97年の大学教員任期法,03年の国立大学法人法. 私が激しい反対活動をしていたその頃,もしもtwitterやFaceBookがあったら,もしかしたら運動の仕方が違ったのじゃないか.そんなことをずっと考えていた. もちろん当時も真面目に情報発信はしていたが,96,7年当時の主力は紙ビラ,街頭宣伝,せいぜいMailList,そして03年あたりでは,それにblogが加わった程度だ.危機感の高さから,法人化反対では大金を使った全国紙の意見広告も打った.しかし,もしも当時twitterやFaceBookがあったら,もっと影響力のある情報発信が出来たのではなかったろうか.もしかしたらだが… このblogは,法人法反対当時の私の所属大学の総長も把握していて「色々ご意見を書かれてますね」と言われたことがある.しかし,blogは意識して能動的にわざわざ見に来てもらう必要がある.いくらblogに書いみても,我々「反対者」が,何を考え,何を危惧して,そしてどういう運動をしていたのかを,当時,ほとんどの学生は知ることもなかったろう. もちろん無関心層を形成する多くの大学教職員にも,決して議論が広がることはなかった. 私の情報発信は,正に,「ごまめのはぎしり」,「いしがめの地団駄」でしかなかった. 当時,もしもtwitterやFaceBookがあったら,もしかしたら運動が違ったのじゃないか.あるいは,もうちょっと違うことが出来たんじゃないか.地下鉄乗車中,ずっとそんなことを考えていた. もうそんな元気はないのだけれども…
by nobu_san
| 2011-02-16 00:09
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