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2006年 12月 29日
戦争への道を歩み始めた年
今日の道新の夕刊に桂敬一がニュースへの視点で『「戦争への道」のでき方』として,マスメディアが教育基本法採決後に問題点を書き立て,衆参両院採決までの間は積極的に報道して来なかったことを「喧嘩過ぎての棒千切れ」と批判している.

私の属しているあるメールリストに茨城新聞のコラムの内容が流れた.たぶん12月18日前後のものだが,

「戦後からの脱却」を唱え、現行教育基本法の性格を一八〇度転換した安倍内閣は、国民をどこへ連れていこうとしているのか▼「我が国と郷土を愛する態度を養う」といった「徳目」を基本法に書き込むことの是非について、誰もがもっと深く考えるべきだった。国の関与と統制の強化は、疲れている教師をさらに追い込み、子どもたちの内心を侵すことになる▼憲法が規定する理念の実現は「教育の力にまつべきものである」とした現行法前文の一節は、丸ごと削除された。「個」から「公」へ、国にとって都合の良い人材の育成を目指す新基本法は、もう「教育の憲法」とは呼べない▼戦後の大切な「宝」が葬られた。編集者の一人として、改定基本法の危険性を訴え、紙面に反映できなかった力不足を謝罪したい。

というものだ.

やはりそのメールリストに,国会周辺とかで事件を起こしてでもメディアに取り上げさせることをしなかった我々の闘い方を「インテリのやり方」と批判している人が居る.テロリストの気持ちは,まさにそういうものだろうか.

来年はどういう年になるのだろうか...
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by nobu_san | 2006-12-29 23:05 | 憲法・平和
2006年 12月 14日
委員会採決
教育基本法案,防衛省法案が参院委員会で可決された.前者についてはまだ明日の本会議での攻防に期待したいが,成立すればこれまで違法だった「美しい国」への道が合法となる.学生は呆れるのかも知れないが,最後の「反対」メールを送った.

道新夕刊によれば,防衛省法には「シビリアンコントロールの徹底などを政府に求める」付帯決議が付いたらしい.教育基本法は強行採決だったから付帯決議はないのかな.

私がこれまで成立に反対した法案は,おそらくすべて付帯決議が懸念するとおりの運用がされて来た.付帯決議は,まさに議員のアリバイ作りのため以外の何ものでもなく,「経験」によれば付帯決議を見ればその法律が実際にはどのように使われるかが分かる.

委員会可決を知った近くの研究室の若い助手は「この国では子供はいらない」と話していた.うちには2人の子が居る.この子らに,私はどういう形で責任をとれば良いだろう.
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by nobu_san | 2006-12-14 22:43 | 憲法・平和
2006年 12月 13日
教育基本法改悪反対デモと学生
a0017004_23134152.jpg憲法改悪反対運動推進センター・道高教組・道教組・国民大運動道実行委員会・道労連の呼びかけで実施された教育基本法改悪反対の退勤時デモに参加して来ました.若干「アリバイ」作り的にも思いますが,残念ながらあまり報道されないでしょうから,せめてここにも載せておきます.

がっかりしたのは,デモ行進から研究室に帰ったら,うちの学生に「まだ諦めないでやっているんですか」と言われたこと.うちの学生は今の情勢では何を言っても無駄ですよ,という感じだった...

暴力による言論封殺よりも,正論を主張することは「無駄だ」と思わせてしまっているような社会はよほど問題だろう.
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by nobu_san | 2006-12-13 23:20 | 憲法・平和
2006年 12月 12日
教育基本法ネット署名
教育基本法「改正」情報センターで,署名を呼びかけています.
12月13日(水)午後1時(日本時間)に参議院教育基本法特別委員会に提出するため,同日午前10時(同)を署名集約時刻とするとのことです.

署名(特にネット署名)の「影響力」は良くわからないけれども,それでも最近の自分のように出張続きで何も活動出来ていない者にとっては「出来ること」の一つかと...
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by nobu_san | 2006-12-12 14:03 | 憲法・平和
2006年 12月 06日
参議院教育基本法特別委員会vCard
参議院教育基本法特別委員会委員のFAXとメールアドレスのvCardを
ココに置きました.
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by nobu_san | 2006-12-06 01:35 | 憲法・平和
2006年 12月 02日
国立大学法人と独立行政法人
さて,世の中は防衛省法案や教育基本法案といった重要問題が「進んで」いるが,うちの大学では次期総長選考が行われている.今回は前回と異なり6名が候補者となって「選挙戦」が繰り広げられており,来週の月曜日(4日)に教職員の意向投票が実施される.

この意向投票には,投票権のある教員から助手が排除されていたりする問題もある.それはともかくとしても,今回6名の候補者の先生方の所見を読んでちょっと驚いた.総長候補になるような先生方なので研究科長や副学長だったりするような立派な先生方ばかりなのだが,「所見」を見る限り,国立大学法人を独立行政法人と混同している方が複数いらっしゃっる.

私達は国立大学の法人化に反対した.特に大学が独立行政法人の枠組にそのまま入れられてしまうことには強く反対した.結局法人化されてしまったが,それでも国立大学法人は独立行政法人とは違う.それが総長候補者になるような先生方の間でも「違い」が認識されていないとは...

お忙しい先生方だから,ただの「書き間違い」なのかも知れない.しかし,そもそももしも独立行政法人なのであれば,大学教職員による総長選考なんてあり得ない...もしも,これから御自身がなろうとしている組織の法的枠組みには実は興味が無いということであれば,なんとも悪い冗談のようでもある.
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by nobu_san | 2006-12-02 00:36 | 大学問題