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2006年 11月 26日
やらせ問題と大学
今朝の赤旗を見ていて驚いた.

2002年10月に京都で行われた産学連携がテーマの「大学発タウンミーティング」で,質問者になった京大教授が内閣府が提示した3つの質問案のうちの一つを選んでその通りの質問をしていたという.この教授,どういう感覚でそうしたんだろう.別に何の疑問もなかったのだろうか.

さらに,このタウンミーティングの事前参加申し込みが少なかったので,内閣府が京大に90人程度の動員を要請し,京大側は25人の参加者リストを提出したとも.

京大は「当時の記録は残っているが,担当者がいないため詳細は分からない」と言っているらしい.うちの大学と同じなら,たぶんこの種のことは総務部が担当するのだろうが,総務部長は「文科省人事」だ.当時の部長はとっくにどこか他の機関に異動してしまっているのだろう.

2002年といえば,法人化前のことである.さて,今ならどうだろう.
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by nobu_san | 2006-11-26 23:21 | 大学問題
2006年 11月 25日
とにかく安ければいい
ちょっと古い話になるが,公的年金一元化問題に関連して官民格差の実態調査結果と,それに体する反応が面白い.
例えば,朝日によれば,
公務員は上乗せ年金の「職域加算」と退職金を合わせて平均2960万円で、民間の企業年金と退職金の合計より20万円少なく、10年に予定される職域加算廃止後は民間の優位は242万円に広がるとの内容。

それに対して,「批判の声が出るのは必至」としているが,共同産経によれば,中川秀直幹事長は
「人事院は調子が狂ったのではないか。そうでなければ公務員天国のための組織といわれる」と強く批判した。
という.
官民比較調査対象を50人以上の企業に引き下げたり,最近はとにかく「公務員が高い」という数字を出す事のみが人事院の役割になっており,公務員の労働基本権を制約することの代償措置という意味では機能しなくなっているようだ.比較方法の詳細は良く分からないが,人事院の調査結果が公務員の方が民間より「低く」なるような比較法は決して許されないということだろう.
しかしいいよなあ,国会議員は給与を比較される相手が無くて...幹部公務員の給与に関する有識者懇談会で「事務局」は議員の給与は諸外国と比較して安いと言っているようだが,それなら一般公務員も諸外国と比較してはどうだろう?...
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by nobu_san | 2006-11-25 23:56 | 気になること
2006年 11月 23日
「反対」の意思表明の機会
また,ある国際会議に出席している.

20分の講演の機会が与えられていたので,最後のacknowledgementのスライドの下に,
Nay! to rewriting the Fundamental Law of Education
として「日本人の出席者へのメッセージです」として講演を終えたが,今ひとつ反応は鈍かった.懇親会で話をしたオーストラリア人の知り合いには,何の事?と訊かれたが...

後で出席者に訊いたら,座長(実はうちの教授)は渋い顔をしていたということだが,あまりピンと来なかったということだった.どうせやるなら遠慮しないで漢字で「教育基本法改正反対」と書いてみれば良かった.

自分でも,なんだかアリバイ作りの感じがして来たが,少しでも「露出」出来る機会は利用したい.
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by nobu_san | 2006-11-23 04:25 | 憲法・平和
2006年 11月 15日
教育基本法特別委員会通過
他の学会ですが,大学法人化の際に評議員会声明の決議を要請して評議員の先生方に「何を考えているのか分からない」と罵倒された経験があるのに,今回の学会で総会決議の可能性を考えてもみなかったことに気がついた.

学会出張中でFAX送付行動とか十分に出来なかった自分への反省も含めて,スキンを黒に変更しました.「良識」の参院へ期待して,とりあえず今ここで出来るメールを...

しかし,組合の総会とかでも,あまり自分の意見が無いのに「賛成」に手を挙げるときには結構気が退けるが,特別委員会で起立した「先生」連中には,そのような意識は無いのか.歴史に残る大きな意味を持つ「起立」だ.

少なくとも,学生・生徒・児童は,我が国の指導者から今回また新たな事を学んだ.いかなることをやらかそうとも「それは別の問題だ」と言えばそれで良いのである.
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by nobu_san | 2006-11-15 22:58 | 憲法・平和
2006年 11月 12日
教育基本法「改正」反対の表明法
この緊迫した時期に学会のために出張して来てしまった.一旦出張して出て来てしまうと,FAXも送れない.それでも強行採決には反対したい.
兵庫県高等学校教職員組合が抗議・要請メールの送信ツールを作成しているので利用させてもらった.
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by nobu_san | 2006-11-12 23:59 | 憲法・平和
2006年 11月 10日
大学法人と組合
昨日,久しぶりに組合の会議にオブザーバー参加して驚いた.

組合が団交申し入れをしているのに,2ヶ月も放置されているという.しかも,聞くところでは大学側の団交拒否の理由は,なんと職員課長が代わって勉強出来ていないからだと.驚き以前に呆れ返る.職員課には,団交の場で法人化後の組合の活動法を批判した人も居るのに自らは全然変わっていないではないか.組合が職員課長に要求しているのは,総長(団交に一度も出て来たことは無いが)に団交要求書を渡すことだけだ.勉強などしなくて良い.もちろん総長も労務担当理事も交代していない.それが,たかが慣例的に交渉申し入れ「窓口」になっている部署の課長が交代したことで2ヶ月も交渉拒否しているとは...

だから法人化直後に組合が職員課(当時はまだ人事課だったかな)経由で交渉申し入れをしようとするのに大反対したし,交渉に関する不用意な協約の締結に反対し続けて来た.そもそも,今回の交渉申し入れは総長にちゃんと伝わっているのだろうか.寒冷地手当問題の道労委での争いで「和解」してしまえば,もう組合など屁でもないということか.まったく馬鹿にしている.3年務めた役員を降りたで文句をつけるのもちょっと気が退けるが,2ヶ月も放置されて怒らない組合もどうかしている,と思う.


多くの人がblogに書いているが,タウンミーティングの「やらせ」問題は非常に腹立たしい.これだけのことをやらかして,一人の役人の首も飛ばなければ,政府も安泰なままなのだろうか.1回1,000万円もかかっているのにも驚いたが...
文科大臣によれば,やらせを依頼したのは依頼しないとタウンミィーティングで「教育基本法に関する質問が無いからだ」と.だから国民は教育基本法を変える必要など感じていないのだ.
タウンミーテイングを批判された文科大臣の「一番の民意は国会の議論だ(だからタウンミーティングが問題だったとしても構わない)」という答弁は笑える.じゃあ何のために1,000万円もかけて茶番劇をやっているのか.
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by nobu_san | 2006-11-10 23:15 | 大学問題
2006年 11月 08日
やけっぱち憲法改正案
出張前に新聞に「教育基本法改悪反対」の投書をしておいたが,採用されなかったようだ.もっと早くから何度も投書をしておけば良かった.なまじblogなんて書くようになって,新聞投書をしなくなったと反省...

しかし,本当に「改正」されてしまうのだろうか.児童,生徒,学生,普通の教員,普通の親は誰も「改正」を望んでいないのに.

憲法をこんな「時代に合うように」改正するとすれば,「無法な政策によって生み出された無法な『法』に従わない権利」を明記する必要があるのではなかろうか...

民意に反してでも「改正」しようという国会議員,タウンミィーティングを不法に運営してでも「改正」を有利にしようという官僚はいったいどういう「教育」を受けて育ったのだろう.

(参考)
現行日本国憲法
第15条 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
2 すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。
第17条 何人も、公務員の不法行為により、損害を受けたときは、法律の定めるところにより、国又は公共団体に、その賠償を求めることができる。
第19条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
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by nobu_san | 2006-11-08 01:24 | 憲法・平和
2006年 11月 02日
教育基本法「改正」のゆくえ
本当に真面目に委員会採決に進むのだろうか.与党は10日にも採決の構えという.

今国会の特別委員会では,いじめや未履修問題に多くの時間を裂き,本来の法案審議などほとんどしていないと思う.これで何時間審議したから十分などということが言えるだろうか.

さらに,ここに来て,教育改革タウンミーティングでも内閣府が教育基本法改正の賛成質問を依頼していたというようなとんでもない問題も出てきている.教育に「不当な支配」をする可能性があるのは,やっぱり政府側ということがここでも明らかになってしまった.これ一つでもなぜ特別委員会が完全に止まってしまわないのか不思議でしょうがない.

11月1日の審議での土肥原洋内閣府総括審議官の「会場からの活発な意見を促す環境をつくる目的で,参加者の発言の参考になるような資料を作成する場合がある」という答弁など全く「弁明」になっていない.「できるだけ自分の言葉で」とか「自分の意見を言っているという感じで」とかいう指示は,内心はどうでもいいが「国」に従う「態度」は示せということか.

今日,出張の飛行機内で見たニュース番組の中で,未履修問題でインタビューされた高校生が,「おとなもウソをついてはいけないことを学びました」というようなことを言っていた.学ぶには良すぎる環境にある...
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by nobu_san | 2006-11-02 23:39 | 憲法・平和