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2006年 09月 22日
国大協を通じて...
うちの組合の新4役が総長に会見した際に,教育基本法「改正」問題について,学問の自由・大学の自治を守る立場からも反対を表明するように要請したところ「国大協を通じて働きかける」という回答だったと伝えられた.まあ予想された回答か.そして「反対」ではあるということは確認されたということだろうか.

しかし,一国立大学の総長として個人的に反対を表明することの意味に対して理解を得られなかったことは残念だ.

たまたま今日から全大教の教研集会に来ているが,基調報告で国大協が「国立大学」を代表する組織としての位置を失って来ていることが話された.
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by nobu_san | 2006-09-22 22:00 | 憲法・平和
2006年 09月 21日
東京地裁判決
今日の「日の丸・君が代」問題予防訴訟東京地裁判決をwebでニュースを見ていたうちの学生は「この裁判長は出世する気がないのかな」と.都は控訴するらしいし,どうせ高裁でひっくり返るんだろうなと思って見ていた私.

しかし,過去の人になりつつある小泉首相は相変わらずで,「法律以前の問題じゃないですかね」というコメント.どうしてその場で『「法律以前の問題」を通達や職務命令という権力で縛り,違反者を処分していた都をどう考えるのか』くらいの質問が出来ないか...そのまま「事実」として無批判に報じる価値があるのだろうか.単純に「そうだよねえ...」という気持ちになる視聴者が居ないとも限らない.

次期国会で重要課題にされている教育基本法「改正」.この判決は,同法が禁じた「不当な支配」の条項を早く除かなければという動きをさらに加速することになるのか.この判決で,教育基本法の行く末にさらに危機感を深める哀しさ...
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by nobu_san | 2006-09-21 23:28 | 憲法・平和
2006年 09月 20日
OECD「図表で見る教育」
12日にOECDが発表した「図表で見る教育」の日本語要約をながめてみた.今回の自民党首選挙でも「教育バウチャー」だとか教育「改革」が叫ばれているが,この国の現状はOECD諸国と比べてどうなのだろうという興味もある.

まずは「18年問題」に悩んでいる大学の一教員としては,公立校の年間授業時間が平均704時間,メキシコ,アメリカが1,000時間強に対して,日本はわずか534時間というのはどういうことかと思われる.

また,高等教育の場合,比較が難しいとしながらも,学生1人当たりの累積支出は,ドイツの6万2,187ドルに対し日本は4万7,031ドルに「過ぎない」としている.
ちなみに,日経が報じたところでは,
大学など高等教育機関への日本の公的な支出の国内総生産(GDP)に対する割合は0.5%で、加盟国中最低だった。私費負担を含めた高等教育費全体のGDP比率でも日本は平均を下回った。
ということだそうである.
なにやら得体の知れない競争的資金は増えても,国立大学への運営費交付金の年々1%削減や教職員の削減は続く...
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by nobu_san | 2006-09-20 22:53 | 大学問題
2006年 09月 13日
教育基本法改悪反対
先日の理学部玄関の喫煙場所について学部長(研究院長)に出したメールは学生委員会に回され,教務係から事情説明が来た.その同じメールの最後に,教育基本法改正反対教授会決議の提案をうちの学部(研究院)で「やってみる可能性があるでしょうか」と書いてみていたが,そっちは別にコメントはいただけていない.もっとも,赴任して来て法人化前から付き合っているうちの教授会の場合まず無理だろうと思って本文の後に()に入れて書いてしまった...

8月20日の「総長への手紙」が全大教の高等教育フォーラムMLで9月8日に紹介された.それでどのくらいアクセスが増えるのだろうと思ってみてみたら,普段と全く変わらない...あのメールリストの読者数がどのくらいか知らないのだが,以前ある記事が「全国国公私立大学の事件情報」に紹介されたら数日間は明らかにアクセスが伸びたので,高等教育フォーラムMLの影響力が小さいのか,はたまた大学関係者と思われるML読者の教育基本法への関心が低いのか.そういえば,しばらく前に全大教が提起している反対署名を学内で集めてみたが,妙に関心が低かった.

何か画期的な方法が無いか.

組合の4役が交代したので総長と会見するというので,教育基本法問題も是非話題にしてとお願いしているが,「和解」してあげた組合からも要請したら総長は動いてくれるだろうか.

それにしても,新聞,ML,TV等,私の接している範囲の情報では教育基本法「改正」反対の意見が目立つ.それでも「改正」されようといている.当然,沈黙は賛成と数えられる.
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by nobu_san | 2006-09-13 23:55 | 憲法・平和
2006年 09月 09日
ひさびさに喫煙問題
a0017004_14503995.jpg健康増進法施行後も3年以上放置されていた理学部低層棟入り口の喫煙場所に喫煙室を設置する工事が実施されています.
守衛所も移設され,この場所がたぶん理学部の玄関ということなんだと思います.不特定多数の人が通過する場所ですので,これまでなし崩し的に喫煙場所になっていた所に,やっと理学部も対処するんだ,と期待していました.排気口には当然それなりのフィルター(効果はそれほど期待できないにしても)が設置されるか,排気位置に工夫されるものと思ってみていましたが,近づいて観てみると,なんと換気扇が設置されているだけです.工事の人に訊いたところ,これで工事は終わりとのことで,特に今後そのようなフィルターの設置がされるような予定はなさそうでした.結局分煙対策なのではなくて,喫煙者が冬寒いのを保護するための工事だったようです...a0017004_14511628.jpg

学部長(研究科長)に供用前の改善を求めるメールを出してみました.
しかし,こういうことをどうしていちいち私たちが指摘しないとダメなんでしょうか...

まあ,うちの大学の場合,附属病院では救急外来玄関付近が開放空間での喫煙場所になっていて,「最先端」医療施設としては非常に興味深い状態になっていますし,所詮今の北海道では公共施設での分煙・禁煙は無理な話なのかも知れません...
(右の写真で,撮影している私の後ろで「何やってんの」って見ているのは理学部の守衛さん)

9月11日追記:研究科長宛のメールがまわって,教務係から説明に来られました.これは,「玄関先での開放空間での喫煙はいかがなものか」という学生の投書がもとで始まったことのようです.設置場所(私は玄関が喫煙場所にふさわしいとは思わない)の関係で排気ダクトがうまく繋げなかったので,とりあえずこうなっているそうです.排気方法については今後も検討するのだそうです.そんな中途半端なままでなにも造ってしまわなくてもと思いますし,本来は学内全面禁煙を望みますが,学生ばかりでなく教員にもいろんな人が居て,喫煙問題はなかなか解消されません.日本一の観光大学ですから,全学禁煙にして「空気のおいしい大学」なんて宣伝すればいいのに...
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by nobu_san | 2006-09-09 14:55 | 嫌煙
2006年 09月 09日
今はとりあえず憲法より教育基本法だが...
a0017004_23542613.gif普段自分のblogを書きっぱなしで,積極的にblog界を徘徊することもなく,ほとんどトラックバックピンも打たないので知りませんでしたが,ひさびさにblogをたどっていたら,「9条守ろう!ブロガーズ・リンク」に当たりました.
当面は,憲法よりも,まずは断末魔の教育基本法の方が緊急かつ重要ですが,とりあえず賛同しておこうということで...


たまたま今「3候補」がニュース23で教育問題を「議論」している.
現在の社会のさまざまな問題点を逆手に取って教育基本法の「改正」が必要とするいつもの論法.しかし,教育勅語まで持ち出して教育基本法「改正」は憲法「改正」の前哨戦とはっきり述べた麻生太郎は,教育基本法を変えたからといっても状況はすぐに変わるわけでなく「(世の中が良くなるには)60年くらいはかかる」というようなことを言っていた...悪くなるには,そんなにかかるまい...

私の感覚では,憲法や教育基本法を変えなきゃと主張することは,自分に教養が無いことを公にしているようなものと思われるのだが.これらの世襲議員の皆様方は,いったいどういう「教育」を受けて来られたのだろうか...不思議だ.
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by nobu_san | 2006-09-09 00:03 | 憲法・平和
2006年 09月 07日
戦争の「記憶」
3日のblogに戦争の「記憶」と書いた.
あるローカルメールリストで知った今月の日経サイエンスのいまどき科学世評「平和の季節感」に,塩谷喜雄はこう書いている.

戦後生まれの筆者にとっても,せみ時雨と,サルスベリの花と,首にまとわりつくような残暑が重なる風景からは,玉音放送と長崎の鐘が聞こえてしまう.

さらに,これを「無知から出発した浅慮とナショナリズム」が怪しくしようとしていると指摘している.

日本独特の平和の季節感すら危機に陥れている浅慮とナショナリズムは,政治指導者のすりかえやごまかしに簡単に乗ってしまうのが特徴だ.

26日に招集されようとしている臨時国会.このすりかえの議論によって教育基本法が「改正」されてしまおうとしている.

そういえば,特に返事はなかったけど,総長,危機感はないですか?
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by nobu_san | 2006-09-07 23:56 | 憲法・平和
2006年 09月 03日
日本の学生の戦争観
ちょっとたまってしまっていた「JCJふらっしゅ」を読んでいたら,気になる記事があった.

8月25日の記事だが,韓国青少年開発院が日本,韓国,中国の若者約1000人を対象に行った調査結果では,「戦争になれば戦うか」との問いに「イエス」と答えたのは日本が41.4%で最も多く,2番目の中国でも14.4%,韓国では10.2%しかなく,日本の若者が突出しているそうだ.しかし,その反面,日本は「ひとまず逃げる」も38.4%もある.これに対して韓国は「状況をみて判断する」が34.4%,中国では「出来る役割を果たす」が55.7%で最多である.日本の若者の状況は中韓に比べて変だ.「JCJふらっしゅ」では,

逃げ出すと答えた日本の若者の多かった半面、4割が戦うと答えた。日本は中国や韓国などのように徴兵制度がない。兵役の実感がわかないということなのだろうが、それが「戦争」の悲惨さを想像できない、人の命の大切さを実感できない人々を生み出す傾向に結びつくのだとしたら、見直すべきことは多々ある。それを逆手に取って、教育基本法改悪を唱える政治家もいる。要注意だ。

とコメントしている.しかし,たぶんこれは兵役の有無だけの差ではないだろう.中国や韓国の多数回答と比べて,まずは考えてみる様子が無さそうなのも気になる.

26日の道新の夕刊「ニュースへの視点」で,NHKが15日の番組中で実施したアンケート結果を桂敬一が紹介している(これも29日の「JCJふらっしゅ」に転載されている).アンケートでは「首相参拝」の支持率は,二十〜三十歳代では約70%にもなっている.これに対して五十〜六十歳代は参拝反対が約55%と多数派である.

戦争の「記憶(*)」の無い世代では,小泉首相の参拝,あるいはその理由の説明にも特に不快感を持たないということか.こういう意味では,戦後の教育は何を今更「改革」するのかというほど「成功」してしまっている.状況はなかなか容易でない.


* 40代で,もちろん戦後生まれの私も,戦争の「記憶」を有している.しかし,これらのアンケートの結果では,もしかしたら,私たちの世代が,ぎりぎりそういう世代なのかもしれない.
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by nobu_san | 2006-09-03 00:56 | 憲法・平和
2006年 09月 02日
お客様
ちょっとしたきっかけで,今年のこのblogの訪問者の状況を調べてみたのですが,順に
ac.jp (大学/専門学校など)33.27%
ne.jp (ネットワークサービス)29.69%
or.jp (各種法人団体)8.73%
net (米・ネットワーク機関)6.95%
go.jp (政府機関)2.61%
jp (汎用)2.29%
ad.jp (管理組織)2.04%
co.jp (企業)0.93%
でした.

ac.jpが多いのは,まあ当然でしょうか.しかし,go.jpの中にはaistとかの研究所の他にmext.go.jpも結構あるんですが,これっていつ見ているんでしょう?
まさか「勤務時間中」ではないですよねえ...

いやいや,「お仕事」として見ていらっしゃるなら大事なお客さんですね.「匿名」で少々ひねくれているとは思いますが,現場の声の一つとして是非公務遂行のご参考にしていただければ幸いかと...
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by nobu_san | 2006-09-02 00:07 | 気になること