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2005年 12月 23日
ニューヨーク市営交通ストライキ
なんだか全然更新しない状態が続いていてすみません.ニューヨークのストについてくらい何か書かなきゃと思っていたけど,「5号館のつぶやき」に,国立大学法人の労働組合についても,既にしっかりコメントされています.

当然?我が(組織率の低い)組合は法人化後の正常な「労使関係」の構築をしたいと考えており,以前ここにも紹介したように,昨年の寒冷地手当の削減を契機とした闘いを北海道地方労働委員会で「まだ」続けています.「5号館のつぶやき」にも書かれているように,一番やりにくい問題は『大学も法人化したために、大学の中には国家公務員時代とは異なる労使関係を作らなければならないはずなのですが、労働組合の組織率は限りなく低く、そこで働いている人の多くには労働者としての自覚も雇用者としての自覚のない人も多いのです。』ということでしょうか.そこから始めなくてはなりません.

一昨年,法人化準備が進む段階で,我が弱小組合の学習会でも,「法人化したら,大学が団体交渉に応じる経営者としての当事者能力を真に持つことになるのか」ということを議論したことがあります.法的にそうであることは間違いないはずですが,現に交渉しても「大学には裁量がほとんどない」と言う説明がされる始末です.法人化されて,公務員として国が雇用に責任を持つこともなくなり,一方で「経営者」であるはずの大学が自ら当事者能力が無いことを認めてしまう,という事態は,我々が心配した通りの展開のように思います.

また,教職員の側の問題としては,そうした状況を許さない覚悟が無く,例えば職員の不払い残業の議論をきちんとしようにも,「大学の予算では絶対に支払えないから,そんな要求をまともにして大学が潰れても困る」という「共同経営者」的ご意見が現場の職員から出て来てしまうような状況が運動の壁となっています.

「5号館のつぶやき」には,『本来ならば、知識人の集まる職場なのですから、日本全体のお手本になるような労使関係を作り上げていくことも「大学という企業」に求められることの一つなのではないかと思いますが、残念ながらこの件に関してはまったく期待を持てないところです。』とも書かれています.残念ながら現状はその通りと思います.法律の実務家教育がされている法科大学院を擁する大学で,労働法など無いような状況が一向に解消出来ないのは非常に残念です.

某大学では労働法の専門家が組合で頑張っている例もあります.しかし,彼に言わせれば,やっぱり個々の「労働者」が勉強して活動するしか無い,ということのようです.「学べ,学べ」と.

ちょっと一緒にやってみないですか?...少数でずっとやっていると疲れるし...
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by nobu_san | 2005-12-23 23:23 | 大学問題
2005年 12月 05日
国の予算作成ゲーム
今日の道新の夕刊の「今日の話題」に,財務省ホームページに「財務大臣になって予算を作ろう!」というゲームがあることが紹介されていた.

ゲームの新年度の予算作成で「教育」や「科学技術振興」とかで,予算増した時の「国民」の疑問の内容も面白い.例えば教育予算で「学校がぼろぼろだよ」という国民の声に対して予算増すると,「先生が増えて教育がよくなるのかしら?」となり,科学技術振興予算を増額すると,「これで私たちの生活のどこが良くなるの?」となる.

危機的財政状況を国民に宣伝しようということなのだろうが,結局,大増税して,公共事業を削減しなければプライマリーバランス赤字が無くならない.「ね.こんなに大変なんですよ.だから文句を言わないでね」ということか.道新のコラムのタイトルは「借金地獄ゲーム」ということで,過去の政府・財政当局が責任を負うべき国の借金地獄を人ごとのようにPRしている点を批判している.


さて,大学のホームページにも,組合対策用にこういうゲームを置いてはどうでしょう...
運営費交付金削減の絶対条件下で,入学料を上げ,人員削減か給与削減するしかない大学の状況が良く理解してもらえるのでは,と思うのですが...
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by nobu_san | 2005-12-05 23:48 | 気になること