カテゴリ:憲法・平和( 89 )
2011年 04月 27日
子供の被ばく線量制限の緩和問題(追加)
22日にここに書いた「子供の被ばく線量制限の緩和問題」ですが,テレ朝ニュースで,国際医師団体「社会的責任を果たす医師の会」元会長アイラ・ヘルファンド博士が,文科省が子供の許容被ばく線量の許容値を20mSv/年に引き上げたことに疑問を伸べています.
[PR]
by nobu_san | 2011-04-27 18:03 | 憲法・平和
2011年 04月 22日
子供の被ばく線量制限の緩和問題
文部科学省が児童の放射線許容量を年間20mSvとする安全基準を出したことに関して,21日にあった「交渉」の様子の情報をJSA愛知のMLでもらいました.

YouTubeのビデオ画像もここで見られます.他にもたくさんのblog等でも紹介されているようです.

放射線作業従事者(男)で50mSv/年ですよね.普段我々の居る管理区域の規制値(境界で1.3mSv/3月)からしても,低くはないですねえ.20mSv/年は普通の労働者だと10μSv/時くらいでしょうか.
ちなみに20mSv/年は1990年のICRP勧告では,原発労働者が白血病になった際に労災認定されるレベルとのことです…ちゃんと調べてないけど…もしそうなら要は健康に問題があったら放射線被ばくが原因だとして補償してもらえるレベルだということですよね…

しかし,今,この時期に,なぜそんな「仕事」の仕方をしないといけないのでしょう…なぜ文科省が規制値を上げて,子供達も「大丈夫です」って認めないといけないのでしょう.「福島県から要請があった」と言っているけど…どうしようにも仕方がないから,じゃあ規制値の方を引き上げて「問題が無いこと」にしてしまおうという発想(と思えますよね)は,ちょっとどうかなと思います.数字の方をいきなり20倍も引き上げて「大丈夫だ」としたら,そりゃあ怒るに決ってます.数値を上げて「大丈夫」としてしまうことは,全く責任のない福島の児童に,リスクを負えと言ってしまっている,そういうことだということに,なぜ気が付かないのでしょうか.

今,なぜ児童の許容線量の「数値」の方を急いで修正しないといけないのかが,私には理解できません.事実として多数の児童がそういう環境になる状態が現に在り,違法状態が大量に発生することを「国」は放置しておけない(逆に放置しておけるようにするには…)というだけの論理ではないでしょうか…20mSv以下の学校に帰って来ない児童は「自己都合」だってことにするのかな…いじるのは数字の方ではなくて,該当する児童の方をどうするのかを考えることの方が国・文科省の本来の「仕事」のように思います.とても大変でしょうけど.

しかも,このビデオに出て来る「担当者」の答弁はどうしようもないです.20mSvの意味や,この決定に対する内閣府原子力安全委員会の関与等,どういう経緯でこの数値にしたのかも全く説明が出来ていないで,かなり悲しくなります…



補足:20mSv/年は,ICRPが事故復旧時に住民が住み続ける場合の制限値として「年間の被ばく量を多くても1mSvから20mSvまでにとどめるべき」としている上限値なんですねえ…
しかし,上のYouTubeのビデオ画像では,なぜ担当者がそういう説明(それで良いかは別にして)をしないで,いい加減な回答をしてしまうのでしょうか…安易にどこかから上限の「数字」をもらって来るからですね…
[PR]
by nobu_san | 2011-04-22 10:18 | 憲法・平和
2011年 02月 23日
朝鮮学校への「高校無償化」制度即時適用を求める大学関係者の要請書
朝鮮学校への「高校無償化」制度即時適用を求める大学関係者の要請書への電子署名がここで要請されています.

2月27日(日)正午までとのことです.
[PR]
by nobu_san | 2011-02-23 16:02 | 憲法・平和
2011年 02月 02日
君が代・日の丸
twitterでつまらないことをつぶやいてガス抜きしているとblogを更新しないですね…

東京高裁で争われていた君が代訴訟は,都教職員側が逆転敗訴でした.

こういう問題は,上級審ほど国側が逆転勝訴になるのが常なので,特に驚くことはないのだろうと思います.残念ながら,今のこの国はそういう国ですね.しかし,上の毎日の記事の最後にもあるように,東京都の教員の処分の仕方は,とてもまともとは思えないです.信濃毎日の教室が萎縮しないかという記事でも教員の懲戒処分について疑問視しています.

さて,そもそもの「君が代・日の丸」ですが,実は私には,デザインや歌詞が気に入っているかとかはともかく,その両者への嫌悪感・拒否感は特にないです.たぶん保育園,幼稚園,小学校,中学校...と主要な式典で普通に両者が使用される教育環境で育ったためでしょう.

そして,個人的には,実は,君が代を歌わない,日の丸を掲揚しないという運動はあまり好きではないです.
そうではなくて,日の丸が昭和初期にどういう使われ方をしたのか,また君が代が歌っている(のだろう)天皇制がいったいどういう使われ方をしたのかをきちんと伝え,それを決っして忘れないための重要な足場として,両者をしっかり伝え残す方が良いのではないかと思います.
入学式や卒業式といった人生の重要な区切りの時に,日の丸を見詰め,君が代を歌い,近代日本が侵した誤ちの記憶を新にする.そのための道具としてはこれ以上の物は無いのではないかと思うのですが,どうでしょう.

もっとも,今の東京都で,そういうことを話し,深く歴史を反省して日の丸を見詰め,心して君が代を歌いなさいなんていう教育をしたら,一発で懲戒なのだろうと思います…
[PR]
by nobu_san | 2011-02-02 12:39 | 憲法・平和
2010年 11月 13日
パブコメという装置
昨日,年金制度改革や税負担の公平化とセットで議論されている共通番号制度へのパブコメの結果が報じられた.コメント数は,わずか148件(団体52件,個人96件).

しかし,NHKは共通番号制度 幅広い活用支持という見出しで,毎日は共通番号制度:「スウェーデン型」47%が支持として報じている.

報道によれば,政府は,「この結果を踏まえ」あるいは,この「国民の意見を参考に」今後議論を進めるらしい.まともな審議機関であれば,このわずか148件の意見分布は参考には出来ないだろう.しかし,「47%が」とか「半数が」とかにしてしまえば,「利用」することは出来る.

さて,国立大学の運営費交付金に関する政策コンテストのパブコメは,危機感を持った大学や学会が大学人を総動員したので「数」だけは断トツだ.(PDFはここ).2ページの府省別グラフを見れば,ちょっと異常.大学によっては,「みなさんのご協力でたくさんコメントが集まりました」とホームページで御礼をしている所もある.しかし,まともな感覚であれば,こんなパブコメってどうやって分析して,どう結果を利用できるのか疑問だ.コメントが「関係者」に偏っていた,として割引くことも可能ではないか.

母集団がどうであったか,統計的に意味があるかなんてことには関係なく,「数字」をどうにでも利用することが出来ることは,上の報道でも示されている.危険な装置であることだけは確かだと思う…
[PR]
by nobu_san | 2010-11-13 11:07 | 憲法・平和
2010年 03月 19日
992人
「高校無償化」措置を朝鮮学校に適用することを求める大学教員の要請署名は,992人だったそうです.このような要請を全教員に配付する手段など存在しない中,短期間の割には多いでしょうか.

ちなみに,国公私立大学の全教員数は,約16.7万人だそうです.
[PR]
by nobu_san | 2010-03-19 09:36 | 憲法・平和
2010年 03月 18日
国立歴史民俗博物館の沖縄戦展示
国立歴史民俗博物館の沖縄戦展示が批判されている.

博物館が「研究者の間で定着している歴史的事実」を継続中の訴訟があるからと展示を「自粛」してしまうのは,なんともなさけない.

しかし,この展示の準備のための委員会21人はメンバーも公開されていないんですねえ...
[PR]
by nobu_san | 2010-03-18 23:34 | 憲法・平和
2010年 03月 14日
「高校無償化」措置を朝鮮学校に適用することを求める大学教員の要請署名
明日(15日)集約ということですが,標記のメール署名が,ここで実施されています.

「大学教員」は,「大学の教育・研究に携わる者」と広く捉えるそうです.

署名の趣旨と離れますが,「大学教員」を

「大学の教育・研究に携わる者」として、常勤、非常勤、有期雇用などの区別を問わない

と書かないといけない「時代」も,どうしたものかと思います.

# いいかげんに「定員」にして欲しい私...
[PR]
by nobu_san | 2010-03-14 21:50 | 憲法・平和
2010年 01月 14日
核密約報道の評価
マスコミ9条の会のホームページのmedia watchに「2010年の年頭に思う」として桂敬一氏の論説迫られる「アメリカに負けた日本」からの脱却が載っている.

「一般」の人の「核密約」の評価と,「佐藤『核密約』文書発見」の報道の「裏」読みが非常に面白いです.
[PR]
by nobu_san | 2010-01-14 12:28 | 憲法・平和
2009年 12月 12日
オバマ演説
オバマ米大統領のノーベル平和賞演説ですが,米国の軍最高司令官のスピーチとして印象に残ったのは,

I'm responsible for the deployment of thousands of young Americans to battle in a distant land. Some will kill, and some will be killed. And so I come here with an acute sense of the costs of armed conflict

これかな.

日本で,自衛隊を海外派兵したがっている「政治家」に,このリアリティはあるだろうか.

しかし,

In today's wars, many more civilians are killed than soldiers; the seeds of future conflict are sown, economies are wrecked, civil societies torn asunder, refugees amassed, children scarred.

と語り,それでも派兵する理屈が続く...そして人権を語り,最後は,

Clear-eyed, we can understand that there will be war, and still strive for peace.

か...
[PR]
by nobu_san | 2009-12-12 18:01 | 憲法・平和