カテゴリ:気になること( 51 )
2012年 06月 17日
再稼働させるのか…
装置屋の端くれとしては,何かあった時に制御不能になって,しかもどうにもならない被害を引き起こす現在の原発は認め難いですね.後処理も含めて技術開発がされるまでは使うべきでないというのが科学的には正しい判断なのだと思います.

個人で負えない責任が生ずるような判断を「政治判断」というのかも知れませんが,「私の責任で最終判断した」と首相が言うのも,福島の現実の後ではなんとも軽い.そもそも,とれるはずもない「責任」を持つと言って首相は再稼働を判断し,とる必要があるのかも怪しい万一の停電の「責任」で脅されて地元知事達が屈する図は妙です.

15日夜に1万人以上が首相官邸を包囲した抗議行動をマスメディアが一切報道しなかったのも気になります.最近TVは見ないのですが,反原発の姿勢がかなり明確な中日新聞も1行も報道しませんでした.メデイアとしては,重要な問題でうかつな世論誘導は避けたいということかも知れませんが,完全に無視してしまうよりは事実を淡々と伝える方が,後で報道の「責任」を問われることはないのではと思いましたが,どうでしょう.

(えらいしばらくぶりに更新ですので,誰も見に来る人も居ないでしょう.今日は寝不足なので不適切な表現や議論がある可能性があります.そもそも「お前は電気を使う施設を造っとるじゃないか」と言われたら反論できません.気に触る方が居たら無視して下さい.)
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by nobu_san | 2012-06-17 12:22 | 気になること
2011年 08月 31日
脱原発もノーサイド?
10日ぶりに帰国して中日新聞を見てたら,野田新総理関連記事で「脱原発もノーサイド?」というのがありました.後退するのでしょうか…

今回の学会は,昼に「ランチボックス」というパサパサのサンドイッチが出たので,バンケット以外にも昼休みに会場で諸外国の知らない人達と雑談することが出来ました.

で,昨日の昼はドイツのBESSYシンクロトロンの若手と話をしていたら,地震と原発の話になりました.彼の意見ではドイツの「脱原発」も選挙用の主張に過ぎない,政治家とはそういうもんだという評価でした.そうかも知れません.

とすると,日本の政治家とドイツの政治家の発言の方向が違うのは,両国の選挙民の意識が違うのを反映しているということでしょうか?
あるいは政治家が意識する「選挙民」が違うのかも知れません…

特に日本の場合,現実に大きな被害が出ていることを考えると,ドイツ人から見ると随分不思議なようです.
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by nobu_san | 2011-08-31 16:33 | 気になること
2011年 04月 08日
公務員庁の疑問
人事院を廃止して公務員庁にするということについて一昨日書いたけど,色々と疑問が(準じているだけで公務員じゃないので関係ないけど)…

「資料」はみつけた.誰か,国家公務員制度改革推進本部の,

国家公務員制度改革基本法等に基づく改革の「全体像」について
(平成23年4月5日国家公務員制度改革推進本部決定)(概要本文

を分析して講義してくれないかな…(国交労連とかでは「学習会」やってるのかな?)…

ざっと見た「概要」のポンチ絵では,政府全体で統一的に決める俸給月額等は「公務員庁」と交渉,各府省ごとに決める勤務時間の割り振り等は「各府省」と交渉となっている.ややこしいな…団交のたらい回しの予感が…

世間のblog等では,こんなことで「公務員改革」が進められるのかという趣旨の議論の方が多いような気がする.

でも,一般の末端公務員から見たら,むしろ逆で,労働三権の代替措置としての人事院が「本来」なら担っていたはずの機能が,実際には公務員庁との形式「団交」という誤魔化しで失われてしまう,つまり状況は悪くなるだけではないかな…公務員庁のことを「第三者機関」と書いているものもあり,かなり怪しい.
元々の発想は,(一応民間の給与水準を反映している)人勧以上に公務員の給与を削減するには,どうすればいいかというのだったずだし…怪しい…これで公務員のモラルやモチベーションがさらに下って,「公務員改革」に失敗するということを心配した方がいいのでは?

うちの近くの某地方政党といい,公務員を叩いとけばとりあえず人気が出るのは困ったものだ.まあ,この春までうちの事務室に居た人も,某先生の期待に反して一年間何もしないでただ毎日一日中じっと座っていただけ(それはそれで普通なら苦痛だと思うからすごい?)で無事に他大学に転出して行ってしまったから,なんとも言い難いところもあるけど…
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by nobu_san | 2011-04-08 14:04 | 気になること
2011年 04月 06日
公務員に労使交渉権?
人事院が廃止され,公務員に労使交渉権が与えられて交渉の政府側窓口として公務員庁が設置されるらしい.(例えば時事通信)

不勉強で制度がどういうものになるのか理解出来ていない(どこに情報があるんだろう?)が,人事院勧告が無くなって様々な省庁や機関がそれぞれ個別に交渉することになるのだとすると,我が大学はいったいどうやって教職員の給与水準を評価するのだろうか.錦の御旗として何よりも有り難く珍重して来た人勧が無くなってしまう…

あ,「本庁」の給与水準よりちょっと下の出先機関の給与水準にしておけばいいだけだから,何も心配することはないのか.いやいや,組合との団交で,これまでのように「人勧に従わないと国民の理解が得られない」という伝家の宝刀は使えなくなるから,組合と真面目に交渉するのは結構大変になってしまうのじゃないかな.まあ,私が心配する必要もない余計なお世話だな…組合の方にもそんな元気のあるところは,そうは多くないだろうし…

「法人化」後も,実際には教職員の給与を決定する当事者能力のない「大学」と,真面目にさんざん団交をやって来た馬鹿な私が抱くもう一つの疑問は,この「公務員庁」が経営者側としての団交当事者能力・権限が本当にある組織になるんだろうか,ということかな.実際には後ろには財務省が控えているだろうし,「交渉」で公務員の給与を上下させることが出来る強力な権限を持った組織に出来るのだろうか…ただの交渉「窓口」で,いくら「交渉」してみても決定権は実はそこには無い,なあんてのが落ちじゃあないんだろうか…まあ,公務員は「労働法」には縛られないから,そんなのはどうでもいいことか…

しかし,こんな制度いじりしているような場合か…
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by nobu_san | 2011-04-06 00:16 | 気になること
2011年 02月 16日
twitter, FaceBook, 私の運動
同姓の大学教員のtwitterの評価が非常に高いのを知って,夕方拾い読みしていた.

毎日の帰宅の地下鉄は大事な読書時間なのだが,今日は読書に集中できなかった.
その人のtweetsとその高評価を見ていた影響で,今日の私の意識を占領していたのは2つの法律:97年の大学教員任期法,03年の国立大学法人法.

私が激しい反対活動をしていたその頃,もしもtwitterやFaceBookがあったら,もしかしたら運動の仕方が違ったのじゃないか.そんなことをずっと考えていた.

もちろん当時も真面目に情報発信はしていたが,96,7年当時の主力は紙ビラ,街頭宣伝,せいぜいMailList,そして03年あたりでは,それにblogが加わった程度だ.危機感の高さから,法人化反対では大金を使った全国紙の意見広告も打った.しかし,もしも当時twitterやFaceBookがあったら,もっと影響力のある情報発信が出来たのではなかったろうか.もしかしたらだが…

このblogは,法人法反対当時の私の所属大学の総長も把握していて「色々ご意見を書かれてますね」と言われたことがある.しかし,blogは意識して能動的にわざわざ見に来てもらう必要がある.いくらblogに書いみても,我々「反対者」が,何を考え,何を危惧して,そしてどういう運動をしていたのかを,当時,ほとんどの学生は知ることもなかったろう.
もちろん無関心層を形成する多くの大学教職員にも,決して議論が広がることはなかった.

私の情報発信は,正に,「ごまめのはぎしり」,「いしがめの地団駄」でしかなかった.

当時,もしもtwitterやFaceBookがあったら,もしかしたら運動が違ったのじゃないか.あるいは,もうちょっと違うことが出来たんじゃないか.地下鉄乗車中,ずっとそんなことを考えていた.

もうそんな元気はないのだけれども…
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by nobu_san | 2011-02-16 00:09 | 気になること
2010年 04月 04日
共済からの宅配便
留守中に文科共済から宅配便が「不在配達」になっていたので,いったい何が来たのかなと思いつつ再配達を依頼しておいた.さっき届いた.

届いたのは「平成21年度特定健康診査結果のお知らせ」という紙一枚.
a0017004_950924.jpg

診断結果は各検診機関からちゃんと送られて来ているから,この紙にはどういう意味があるのかな.いったいいくらかかっているのかも気になるところ…担当掛が「仕事」を作ってしまっている例ではないだろうか.(注)

そもそも,この紙が何なのかが分るまでに数分かかった.
a0017004_9582331.jpg
紙を折る方向も問題で,封筒から出した時は,こうだったので,「結果のお知らせ」という意味すら理解出来ず,下のフローの図を見て,どこかのホームページで何かやれということかな,と思ってみたり.

しばらく悩んで,開いて右上の「今のうちに改善(動機付け支援)」が,この紙で「お知らせ」している内容だということにやっと気が付いた.「メタボ予備軍」だということを親切にお知らせしてくれたんだ.

学生が,発表用にこんなレジュメを作ったら「不可」ですが…

私が物分りが悪いだけかしら?



注:万一担当掛がご覧になっても,このblogは「匿名」ですよ.念のため…
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by nobu_san | 2010-04-04 10:06 | 気になること
2009年 10月 29日
新型インフルエンザ
上の娘(小6)がインフルエンザを発症した.近所の医院では「A型」ということまでしか確認しないそうで,「新型」かどうかは不明(もっともどっちでもインフルエンザには違いないので流行は避けたい).

で,私だが,今のところ発症していない.国内での感染が報道された初期には随分厳しかったうちの大学の対応も,「新型インフルエンザ等の対応について(第13報)」になった現在では,

2. 発熱や咳等のインフルエンザの症状がある場合は、人にうつさないよう無理な登校・出勤は避け...

となっているので,本人が発症していなければ出勤して来て良さそうなので,授業はないし,とりあえずマスク着用で出勤している.付近で「研究室閉鎖」をしているというのは聞かないけど,みんなどうしているんだろう.

大学で話題にすると「大人は罹らない」という声が多い.でもちょっと検索してみると新型インフルエンザの不顕性感染者からの二次感染は不明となっていたりして,自分が原因の二次感染を引き起したくない私としては,本当は出勤して来ないのが正解だろうか.そういえば,下の娘(小4)はピンピンしているので,もちろんマスクもしないで毎日登校している.ああいうのが不顕性感染者だったら危い...

そう思うと,なんとなく体がだるい気がしたりする.まあ,不顕性感染だと咳こんだりしないので,周辺に大量にウィルスをばらまいているようなことはないんだろうと勝手に都合良く解釈.

しかし,壮大な社会実験が進行中ですねえ...これがもしも強毒性のウィルスだったら,と思うと...
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by nobu_san | 2009-10-29 13:20 | 気になること
2007年 12月 30日
もう届いた年賀状
前の職場の教授秘書さんから,28日にもらったメール:

**様

さっき年内最後の郵便物を確認しに本館横を所を訪ねたら
信じられないことにもう年賀状が届いてました!
しかも1、2枚なんかじゃなくてざっと10枚程。
うち、**さん宛は1枚、業者さん(***********)です。
いい機会なのである程度まとまったら****と一緒に送ります。
大丈夫か日本郵政(株)!

これってもしかしたら遅配しないための「民間感覚のサービス」なのかな?
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by nobu_san | 2007-12-30 11:23 | 気になること
2007年 12月 19日
タンパク3000プロジェクト(その2)
先月号に引き続いて,今月号の Structure の Opinion にも構造ゲノム科学(Structural Genomics)に関するいくつかの意見が掲載されている.

残念ながらオープンアクセスにはなっていないので,大学等がオンラインアクセスの契約をしていないと見ることが出来ないが,読んでいて日本との違いを一番感じるのは,日本ではこういう「オープンな」議論が成されないまま大型のプロジェクトが実施されているということか.当事者・関係者のしっかりした議論が無いままで,どこかで色々なことが決められ実施される.だから計画がスタートしてから目的が議論されたり,いつのまにか方針が修正されていたりする.教員の任期制や国立大学の法人化なんて,その最たるものだ.

Structure誌の先月号の Editorial は,"We believe this debate is especially timely because of the ongoing need to shape PSI-3, which may or may not begin in 2010."としている.

参考までに,先月号と今月号の Opinion の記事は:

New Dimensions of Structural Proteomics: Exploring Chemical and Biological Space
Tom Blundell
Comments on the NIGMS PSI
Stephen C. Harrison
Structural Genomics: Winning the Second Half of the Game
Joël Janin
Let's Call the Whole Thing Off: Some Thoughts on the Protein Structure Initiative
Peter B. Moore
A Protein Structure (or Function ?) Initiative
John A. Gerlt

Generation of Protein Structures for the 21st Century
Raymond C. Stevens
Update on the Protein Structure Initiative
John C. Norvell and Jeremy M. Berg
Collecting Butterflies and the Protein Structure Initiative: The Right Questions?
Thomas A. Steitz
A Future for the Protein Structure Initiative
Aled M. Edwards and Elizabeth A. Edwards
Some Ill Considered Comments on the Protein Structure Initiative
Alex McPherson
Impact of Structures from the Protein Structure Initiative
Wayne A. Hendrickson

である.

そういえば,「普通」の時間帯に文科省のドメインからのアクセスがあるのはちょっと不気味.まあそんなことは無いとは思うのですが,このブログはあくまでも「匿名」なので,私の所属(と実体の私)には何も特別な「はからい」がされませんように...
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by nobu_san | 2007-12-19 00:14 | 気になること
2007年 10月 23日
現場の自由裁量
ちょっとしたメモを書いていて,漢字の書き順が分らかったので google で調べていたら,面白いものを見付けた.

長野県梓川高等学校の放送部が作製した「漢字テストのふしぎ」というビデオ作品だ.

漢字テストを小中高の先生に採点してもらって,漢字のハネ,点といったところが,なぜどのように採点されるかを議論している.文部省はハネても止めてもいいとか「あいまいさ」を認めているのだが,現場は「標準字体」に厳密にこだわろうとして採点しているらしい.現場の先生の「基準を示して欲しい」というような反応も面白い.

で,例によって,大学でもこの「基準を示して欲しい」という意識で,文科省のあいまいな指示の中にも「真意」を汲み取って過剰反応している(あるいは文科省側もそれを利用している)のがあるのではないか,とか思ったりするのだった...
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by nobu_san | 2007-10-23 22:55 | 気になること