2009年 06月 24日
ボーナス凍結で浮いたお金
企画財務委員会という所属部局の委員会の報告が来た.うちの大学で人勧準拠のボーナス凍結で浮くのは3.2億円らしい.もしも大学の財政が困窮しているなら少なくない額か.

しかし,問題は,執行部はそれだけ浮くので学内補正予算を組んで「何か」に使うと言っているらしいこと.寒冷地手当で争った北大の場合は,寒冷地手当て削減でどれだけ浮くのかという質問には「運営費交付金には色はついていない.大学全体で年度末にならないと収支がどうなっているかは分らない」というような説明に終始していたのに比べると,随分脇が甘い.これなら組合は争えば勝てる気がするが,どうするのだろう.

結局,国立大学を法人化した後,「経営」をしているのは(おそらく各専門分野での学問的業績は十分に高いが)素人の教員と文科省人事で異動する官僚の集団なので,現行労働法制下,やっていいこととダメなことが理解出来ていない(あるいは遵法が必要と感じない)んだろうなあ.まあ,我が国の場合,権力側に立つと法は勝手な解釈で運用しても良いというのは半ば常識のようでもあるので,大学とはいえそんなものか.

だいたい,そうでなくても他省庁の公務員の給与水準より低い国立大学の教職員のボーナスをも凍結して大学の予算を浮かせて,それを「何か」に無駄遣い(は言いすぎ?)せよ,というのが本当に国民の要請なのかな.この機会に「うちの大学はボーナスを予算通りちゃんと支給します.その代り,教育・研究に一層励んで下さい」とか言って宣伝する経営者感覚のある学長は一人くらい居ないのかしらん...
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by nobu_san | 2009-06-24 19:03 | 大学問題
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