たしかちょっと前の赤旗に紹介されていたのを見て買ったのだったと思うが,仲築間卓蔵の「いまなぜ メディアを読み解く」(かもがわ出版)を読んだ.テレビを中心にマスコミの報道の仕方の問題点を元プロデューサーの視点で議論していて非常におもしろかった.
氏は元日本テレビ労組委員長ということで,組合的な観点からの議論も多く,久々にビラ配りに参加した私としては,ちょっと「活動」してみたくなったリもした.「六日のあやめ,十日の菊」など,問題がほぼ確定しないと「反対」しない組合(全大教は特に?)を煽るのに使えるな,とか... そんな折,所属専攻の博士論文の公聴会で,ある先生に会って話をしていたら,その先生は新聞を購読しておらずテレビでも見なければ世の中のことは何も分らないという.今時,世事に疎い大学人の方が実は貴重種かも知れないが,上記の本でマスコミ、特にテレビの報道の問題点を色々読んだばかりでもあり,理論系の特定分野の大学教員とはいえ,そんなことで大丈夫なのか気になった.
by nobu_san
| 2009-02-27 00:03
| 憲法・平和
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