2009年 02月 16日
契約職員の「雇い止め」
最近の派遣切り報道に乗っかって,国立大学法人の契約職員の「雇い止め」も結構報道されていて面白い.

この問題は,実際のところは,法人化の際に公務員時代の日々雇用の定員外職員を,ろくに何も考えずに「ソフトランディング」と称して3年(その後5年になっている大学もあり)の契約更新期限を付けたものの期限が来ただけの話だ.雇用者である大学側の不幸は,「法人化」があったために個々の職員の更新期間がリセットされてしまい,まとまった人数が一度に「期限」になってしまったので非常に目立ってしまったことだろう.

しかし,「平時」なら,中國新聞で報じられている岡山大学のように,「業務は新たに雇用する非常勤職員が引き継ぐ」という感じで,各大学とも「規則」だとして何ごともなかったかのように「雇い止め」をしたのだろう.組合が契約職員の意味のない入れ替わりが大学の教育・研究活動の障害となっていることをさんざん主張しても気にもしなかっただろう.(この岡大の担当「官」も労働法の精神を全く理解しないし,この時期にKY(死語か)で結構面白いが.)

だが,たまたま急速な不景気による派遣切りと重なって,大学の意図と無関係に社会の注目を浴びることとなった.

鳥取大の人事課は「社会情勢をかんがみ、特別な取り扱いを検討中」らしいし,山梨日日新聞が報じている山梨大学のように,大学によっては「優秀な人でも勤務が3年間に限定され,組織の職務遂行能力が維持できない」などと積極的に見直し発言をしているところまであるのは非常に面白い.

さて,うちの大学はどうするのかな...
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by nobu_san | 2009-02-16 20:14 | 大学問題
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