2008年 11月 03日
田母神論文問題で思うこと
田母神航空幕僚長が「日本は侵略国家であったのか」論文で更迭されたが,報道のインタビューで,この人も日本が侵略国家だったという自虐的な戦後教育で国民が自信を失っているのは問題,というようなことを言っていた.

この手の議論は良く聞くのだが,自国の過去の過ちを学ぶことで,それでなぜ国民が自信を失うということになるのか理解出来ない.そもそも,侵略でない戦争や現場の将兵が残虐行為をしなかったような戦争があるのだろうか.特に後者については,暴力装置の軍隊が侵攻する先で悪さをしない方が不自然だ.例えばアンナ・ポリトコフスカヤのチェチェン やめられない戦争などを読んでも,同様なことを日本軍がやっていても何ら不思議だとは感じない.現に平和な現在の自衛隊の中でさえ,組織内の弱者へのいじめがあるくらいではないか.暴力装置である軍隊が現場で正義を貫く方がよほど気色悪い.

田母神航空幕僚長の今回の件は,「いかなる組織も自己正当化し,自己保身する」ということの例か.もちろん国立大学もだが...
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by nobu_san | 2008-11-03 22:59 | 憲法・平和
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