2008年 04月 27日
オンライン・ジャーナル
今年度,所属教室(分野)の施設・図書委員になった.所属専攻には複数分野があるため,私は委員会には出席しないのだが,出席する代表委員からの情報を分野の教室会議に流す.

で,外国雑誌購入調整委員会で,ある研究科から,電子ジャーナルのパッケージ購読の見直しの議論をしようという意見が出ているらしい.特にエルゼビアのサイエンスダイレクトのパッケージ契約の価格高騰策は突出しているらしく,「もはや学問の発展を支える良識ある会社ではなく,株主投資家に対する利益還元を最優先とする収益追求企業とみなされている」そうだ.包括パッケージ契約の維持が容易でないのは諸外国の大規模大学でも同様らしい.

「意見」では「いろいろな学会で,エルゼビアの雑誌に投稿するな,レフェリーになるな,エディターになるなという運動が起きていたり,エルゼビアが出版する雑誌でエディターが総退陣する事例が近年5件発生している」ことも紹介されているが,便利にオンライン・ジャーナルを使っている私は不覚にもそんなことは知らなかった.

そういえば,10年ほど前,ある学会のついでに当時のIUCrの会長(降りたばかりだったかな)のPhilip Coppens研究室に遊びに行った時,奥様と3人で出掛けた夕食の話題で,IUCrが新しくまた一つのジャーナルを創刊しようとしていることについてどう思うか訊かれたのを思い出した.逆になぜそんな雑誌を創刊するのか訊いたら「安い(投稿は只だ)」ことが重要だと思わないかと言われた.まさにそのとおりだ.
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by nobu_san | 2008-04-27 23:10 | 大学問題
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