2006年 08月 20日
総長への手紙
yamamotoさんのトラックバックを受けて,さっそく総長にメールを書いてみました.


拝啓

組合と大学で一年以上争って来ました寒冷地手当問題では,審問の場で直接先生の御考えを伺えなかったことは少々残念ですが,先日ついに和解することが出来ました.これを区切りとして私どもは役員を降りましたが,今後は大学と教職員の間で良好な関係が構築されていくことを願っております.

さて,継続審議となっております教育基本法ですが,秋の国会を前に,高等教育機関である国立大学法人の総長という立場での発言を是非ともお願いしたいと考えメールを差し上げることにしました.

憲法学者でいらっしゃる先生は,憲法調査会でも参考人として発言されていらっしゃいますが,教育基本法「改正」問題にも深い関心をお持ちと理解しております. 2003年8月に本学で開催された数学教育協議会の全国研究大会で「21世紀に活きる日本国憲法・教育基本法」という題目でなされた記念講演でも,教育基本法改正の流れについて「愛国心を法律で規定することについて十分納得のいく理由付けがなく,考え方が狭い意味の国家主義に基づいており,これから益々重要になっていく国際協調から日本が離れていく懸念がある」と批判されていらっしゃいます.

さらに,法人化された国立大学の初代総長としてのご経験からは,この愛国心問題以上に教育基本法10条「改正」の危険性を深く認識されていらっしゃるのではないでしょうか.教育基本法の「改正」によって,この国がいかに貴重なものを失うのかということは,先生と私どもの間で争う必要のない共通の認識であると信じております.

繰り返しになりますが,どうか高等教育機関である国立大学法人の総長という重責に照らして,是非とも「発言する責任」についてご考慮願いたいと存じます.

敬具

2006年8月19日
[PR]
by nobu_san | 2006-08-20 00:59 | 憲法・平和
<< お客様 第三者評価を求む >>