2005年 07月 08日
「魅力ある大学院教育」イニシアティブと教員任期制
「現代社会の新たなニーズに応えられる創造性豊かな若手研究者の養成機能の強化を図るため、大学院における意欲的かつ独創的な教育の取組を重点的に支援する」として「魅力ある大学院教育」イニシアティブが公募されている.
計画調書を見ていて気がついたのだが,調書には教員の「任期制」の導入状況を具体的に書かせる項目が2カ所ある.

11-(3)-① 教員組織の整備(下記の点について具体的に記入してください。)
2)教員組織の活動をより活性化するための措置について(例えば、任期制や公募制、外国人教員の確保、教育評価の人事処遇への反映方法など)

と,

任期制、公募制の導入状況(教員組織の活動を活性化するための適切な措置の例として挙げられている「任期制・公募制の導入状況」について、該当する欄に○を付してください。)
任期制  導入している  一部導入している  導入していない

である.

なるほど,大学が「助教」に急いで任期制を導入しなくてはならないはずである...

しかし,これは我々の反対を押し切って教員任期制法を制定した時の衆参両院の附帯決議に明かに反している.附帯決議は,

衆院

一.任期制の導入によって、学問の自由及び大学の自治の尊重を担保している教員の身分保障の精神が損なわれることがないよう充分配慮するとともに、いやしくも大学に対して、任期制の導入を当該大学の教育研究条件の整備支援の条件とする等の誘導等を行わないこと。

参院

一.任期制の導入によって、学問の自由及び大学の自治の尊重を担保している教員の身分保障の精神が損なわれることがないよう充分配慮するとともに、いやしくも大学に対して、任期制の導入を当該大学の教育研究支援の条件とする等の誘導や干渉は一切行わないこと。


であった.この申請書が「誘導」ではないとは,カメ頭の私には到底読めないのだが....
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by nobu_san | 2005-07-08 23:52 | 大学問題
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