2005年 06月 22日
「助教」と処遇
昨日,学校教育法改正に関係する「教員の職の在り方」に関する検討状況が研究科長からメール配信された.「人事関係事項検討ワーキンググループ」のまとめた「本学における大学教員の職に係る方策について(案)」で,作成日付は3月2日になっている.1月にだされた中教審案を受けて,国会での学校教育法の「改正」に随分先行して作成されたようだ.

「案」には,『大学の中期計画に「助手等の職務実態が多様であることに鑑み、現状を調査・分析の上、職務内容に応じた処遇等その在り方について見直し方策を検討し、平成16年度中を目途に結論を得る。」とし、平成16年度年度計画においては、「助手等の職務実態が多様であることに鑑み、現状を調査・分析の上、職務内容に応じた処遇等その在り方について見直し方策を検討し、成案を得る。」としている』ことを示した上で,「助教」の『処遇は、現行の教育職基本給表2級とする。』としている.新「助教」は,『大学、学部等において定められた特定の事項(授業科目の担当や研究指導等)の責務を担う。』とされ,特に現行助手を「助教」に移行する者には『教育に対する貢献が期待されることもあり、全学的視点に立って全学教育や部局の講義等を担当することが望ましい。』としている.「ワーキンググループ」は,大学の計画に沿って助手の「職務内容に応じた処遇」を検討した結果,単純に言えば,これまでと同じ給料で講義負担を課す,そういう「処遇」を提案していることになる.

また,現職助手を「助教」に移行した者には任期を付さないが,新採用者には「任期5年,再任2年」の任期を付すとしている.さらに,(案)の最後にある「図2 教員組織図」では,「将来的」には,教授,準教授,助教,講師の全てに「任期制の導入へ」と描かれている.教員任期制法当時の反対議論はどこへ行ってしまったのだろうか.何度も同じことばかり書くが,文科省は,とにかく何らかの形で教員に任期を付すことが可能な法を作れば良かったんだな.後は,情勢に敏感な大学人の中で勝手に「法」が育つ.
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by nobu_san | 2005-06-22 22:41 | 大学問題
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