2005年 06月 16日
教科書
札幌市教職員組合が「文科省通知」に反して,中学校用教科書の見本本を入手し展示していたと報じられている(道新).

教員や教員組織が教科書候補を分析・批判し,どれを使うべきかを議論するようなことは本当に問題なのだろうか.現場の教員が本当に分析した上で良否を判断するなら,それを受け入れても良いように思う.道新の報道では,文科省通知の理由は「過当競争を避ける意味合いから」としている.

文科省通知では「教科書センターでの展示用に2冊、市町村教委に原則5冊可能と規定。政令指定都市である札幌市教委には10冊まで送付可能」としている.札幌市内には教科書センターは無い.全国では千か所程度の教科書展示会があるらしい.それ以外に見本本を配布出来るかどうかの出版社の体力の差も問題なのかも知れない.過去の文科省教科書用図書検定調査審議会総会でも見本本のコストを国が持てないのかという議論があるが,小学校・中学校それぞれに億単位のお金が必要ということで無理だといっている.

試しに Google で検索すると,この問題では,既に札教組を批判する blog 等が結構ある.擁護するblogは無さそう.だいたいの批判は「教員のくせに決まりを守れない」とか「教員のイデオロギーを押し付けるな」とかかな.しかし,一方は,現職文科大臣まで動員して「運動」しているのに,たかが文科省通知破りくらいでは比較にもならないだろう.しかし,産経は札教組の展示に扶桑社の教科書は「排除」されていた,としているが札教組が要請したら扶桑社はくれたのかなあ...

マイクロソフトが中国で「自由」,「人権」等の用語が使用できないように制限していると報じられていますね.とりあえず,今のところ何でも書けてよかったです...
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by nobu_san | 2005-06-16 00:23 | 憲法・平和
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