2005年 05月 26日
寒冷地手当問題で不当労働行為の救済申請
北海道大学教職員組合が,北海道大学の寒冷地手当削減問題で北海道労働委員会に不当労働行為救済申請を行いました.(北海道新聞27日朝刊第3社会面,asahi.com

「寒冷地手当」は北海道の教職員の重要な労働条件の一つですが,北大は昨年10月に,組合を含む北大教職員と十分な協議をすることもなく,「社会一般の情勢」である人事院勧告に準拠して一方的に引き下げを決めてしまったものです.昨年の法人化と同時に非公務員となっていることとの関連で,このblogでも度々「はぎしり」を書いてきました.時間があったら検索してみてください.

しかし,今さらなぜ寒冷地手当か,という感じかも知れません.弱小な組織体である組合の「そこまでやるのか」という意志決定に手間取ったこともありますが,救済申し立てにまで進む前に,大学と組合の労使間での自主的な解決に期待して「あっせん」という段階を踏んでみたりしたことにもよります.あっせん申請後も大学側は態度を変えませんでしたので,立場上もそのまま泣き寝入りして放置するわけにもいかない組合としては,ついに法的強制力のある救済申請に進まざるを得なくなってしまいました.

たまたま,今年の人事院勧告の方針が各紙等で報道されており,寒冷地手当の時と同様に「社会一般の情勢」である人事院勧告に準拠するのであれば,北海道の場合5%以上の給与削減が予想されます.この問題でも大学が寒冷地手当削減と同様な教職員無視,組合無視の対応をしようとするかも知れません.ここで救済に進む意味は大きいと考えますが,どうでしょうか.

昨年,寒冷地手当の削減が予想された時,組合員ではないある先生からも「組合はしっかりやってくれないと困る」というようなことを言われたことがあります.組合に期待したり,陰でぶつぶつ言っているだけでなく,それなら一緒にやってくれればと思うのですが,先生方は,ご研究や改革のための大学改革でなかなかお忙しいようですし,もしかしたらそんなことと比べて大学との争いごとなんかを自分でやるのはとても馬鹿げているし,権力に数で対抗するしかない組合みたいなのはアクティブな先生方にとっては泥臭くかっこわるいことなのかも知れません...でも,やっぱり一緒にやって欲しいなあ...是非...


このblogの内容は,「ごまめ」のはぎしりであり,組合の見解等ではありません.念のため...
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by nobu_san | 2005-05-26 23:53 | 大学問題
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