毎日新聞が道私大助成推進協議会の調査結果として,北海道内の私立大・短大に昨年子供が入学した世帯の平均年収が2年連続で過去最低を更新したことを報じた.(全国国公私立大学の事件簿にも記事あり.)
自宅外生の場合の初年度に必要な費用が平均年収の36.8%をも占め,それでも「卒業後に子供に負担をかけたくない」として奨学金(返済義務がある)給付希望世帯が前年比14.3ポイントも減少しているという. 私自身もそうだし,一昔前なら「親に負担をかけたくないから国立大学に」,「奨学金は無利子の日本育英会で」という方策もあったのだろうが,有利子の奨学金(「きぼう21プラン」とは,なんとも皮肉な名称)を導入し,私立大学との授業料格差の是正を理由に国立大学の授業料の方を上げてしまう「国」はそういう考え方を認めていない. 全国国公私立大学の事件簿には昨年の調査結果に関する記事の一部が残っている.
by nobu_san
| 2005-03-27 23:32
| 大学問題
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