2005年 03月 26日
「基礎研究は無料維持を」でひねくれてみる
23日,日本学術会議は放射光実験施設スプリング8の利用料課金問題に関連して,国の大型施設の基礎研究を目的とする利用は無料とする現行制度を維持するよう求める提言を発表した.この課金問題は,昨年財務省が文部科学省に利用者負担を検討するよう要求したことに始まっている.共同通信の配信記事では「大学の研究者や日本放射光学会などが強く反対している」としている.私の所属する他の某学会も,もちろん反対している.

課金反対には,もちろん私も賛成である.しかし,「何でも反対」の私としては,またここでひねくれてみるのである.

一昨年の国立大学法人化の際,上記の某学会の評議員会に「日本の科学の健全な発展を阻害する国立大学法人法案の見直しを求める」という学会声明の審議提案をしたことがある.根回しを怠ったこともあり,扱いをどうするか採決の結果議題にもされなかった.その際「反対活動は,個人でやるべきであり,そもそもこういうことを学会に持って来る神経が分らない.」とか「自分は大学では責任ある立場で法人化の対応を一所懸命やっている.そういう自分が居る委員会でこういう声明をどうこうするようなことはあり得ない.」と批判されたのをいまだに記憶している.まさに同じ先生方が,この課金問題には強く反対されているのが,私には全く理解できないのである.この2つ,いったいどこが違うというのか.
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by nobu_san | 2005-03-26 00:34 | 大学問題
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