2005年 03月 03日
大学の研究技術支援を愚痴る
予算案が衆議院を通過した...残念ながら国立大学の授業料値上げがほぼ「確定」したことになる.

さて,たまには愚痴も書いてもいいかなということで.

プロジェクト研究の進捗管理データベースの linux 機がクラッキングされた. html 以下を"a"という空ファイルに置き換えられ,ログを全部消された.そのうえしばらくしたら,何をやっても disk が100%だと文句を言って来て何のコマンドも機能しなくなった.仕方が無いので rescue mode で起動して当該ディスクを適当にマウントしてデータを回復しようとしたが linux partition は無いと言って来るし,手動でマウントしてみようとしても "invalid argument" と言われてどうにもならなくなってしまった.実はこの linux 機にデータベースを移行する際に RAID を組んだので,ちょっと安心してしまっていた.定期バックアップはそのうちになんとかしようと思いながら,他のことで忙しく,すっかり忘れてしまっていた.後悔してもどうにもならない.

Knoppix で起動して fsck, debugfs で様子を見ると super-block も破壊されてしまっていることが分かった.このデータベースには実験条件やその結果までが登録されていたので万一データを失うと損害は大きい.データ復旧に失敗した場合の影響を考えると,気軽にコマンドもたたけない.教授には「最低だ」と言われるし,非常に大きいプレッシャーを感じながら復旧法の情報収集をして,どうしたら良いかの検討をした.

「幸い」組合等で忙しくこれにかかりきりになれなかったので,気分的にはちょっと助かった.結局覚悟を決めて fsck してみたらマウントは出来るようになったが何も見えない.全部 lost+found に行ってしまった. それでも試しにfind してみたら無事必要なデータを発見することが出来た.その瞬間どれだけ喜んだことか.

このPCは研究室の多くの計算機同様「当然」保守契約をしていない.今回のようなトラブル対応などは,経験を積んだ技術支援者が居れば,私のような「教員」が3日も潰さなくて済んだのではなかろうか.科学技術支援計画では,研究支援者数を「国立大学で研究者2人に1人」としていたはずだが,そんな制度にはまるでなっていない.お金(外部資金)のある人は,それで短期の補助員を雇用しているが,大学の正規の技術職員(技官)は削減の一途をたどっている.短期雇用の補助員は将来の保証が出来ないし,結局は定型業務のみをお願いするしかない.「**調査」だとか「**報告」だとかの日常業務は増える一方(同じような「調査」が何度もあったりする)だし,定型業務にならない装置の故障対応等の維持管理は結局私の仕事となる...
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by nobu_san | 2005-03-03 00:00 | 大学問題
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