2004年 11月 13日
北大ポプラ並木再生
台風18号による風倒木となった北大ポプラ並木の再生支援募金の募集期間が延長された.

これを受けて理学研究科長から理学研究科全教員に配信されたメールによると,現在のところ「学内の寄付者の割合は3600名の10%程度にすぎず,学外の人に肩身のせまい思いをしそうだ」ということらしい.同メールでは「わざわざ郵便局まで行かなくても会計係に現金を渡せば良くしたので,寄付をする気はあるがまだという人は是非」とお願いされている.さらにこれを受けて,うちの研究室では,教授が学生を含む全構成員に寄付のお願いを配信している.

実は,私は寄付をしていない.大学のそして研究室の「肩身を狭く」している一人である.もしかしたら学生には,「大学のやることにはなんでも反対なんでしょ」と言われるかも知れないが,単純な私には,多数の風倒木が出た中で,なぜあのポプラ並木だけを寄付を募ってまで再生するのかということが納得出来ない.「歴史的資産」だそうだが,”立ち入り禁止”になっているポプラ並木を再生するよりも,今回倒れず残ったポプラを含めて危険なものは伐採しまった方が良いのでは? 大学は,中央食堂前のポプラの伐採時に老ポプラの危険性を十分評価したのではなかったのか.ポプラの寿命は60〜70年とか.寿命が来ているポプラ並木を「北大の叡智を結集」して「再生」するより,125周年記念事業で植樹した「平成ポプラ並木」の方に投資した方が,私は良いように思う.(後日注:北大生協の機関紙「きぼうの虹」第295号に,森林ステーションの松田先生が「樹木は生き物であって遺跡や文化遺産ではない。在る木を無理矢理に残すのではなく、手入れをし、適切に世代交代を図ることが必要である。」と書かれている.)


もしかしたら,この「再生」で危険な老木の伐採をしてしまって,若木ばかりにして,このポプラ並木を通行可能にするのかも知れない.もしもそういう計画だったなら私の理解不足です.叱られる前にあらかじめ謝っておきます.すみません.

ちなみに125周年の際も,北大に赴任したばかりであったことと,遠友学舎という建物の建設に納得出来なかったので,寄付していません.(なにも公表しなくても良いのでしょうが...)

google等で検索すると,この再生支援募金はかなり多くのblog等で紹介されていて,結構好評のようです.やってみたい気もするけどちょっと怖いので,それらにトラックバックpingを送るのはやめておきます...しかし,「学外の人に肩身のせまい」というのが,「大学」のお願いの文章に自然に出てくるのもちょっと(かなり)怖い気がします.「茶色」の足音が聞こえる...
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by nobu_san | 2004-11-13 12:38 | 大学問題
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